中絶手術後の経過

【中絶手術完全ガイド】
中絶手術後の経過についてご説明

手術後の過ごし方

中絶後は出血の有無について気をつける必要があります。出血の量が、通常の月経程度で有れば心配いりません。
術後に突然大量出血に見舞われた場合は、子宮内に取り残しが有る事を疑わなければなりません。その為、術後に少しでも違和感を感じるようでしたら、迷う事無くスグに病院へ受診をしに行きましょう。

また、出血が見られない場合も注意が必要になります。
子宮内膜に血が溜まっていなければ問題は有りませんが、子宮の収縮が上手く行われず血が溜まってしまう事が有ります。こうなってしまうと細菌感染の危険性が高まりますので、子宮縮剤を用いた処置が行われる事も有ります。

こうした異常は、術後の検診を受ける事で早期の対処が可能になります。ですので、中絶手術を終えた後は、しっかりと定期健診を受けるようにしましょう。
術後に処方される薬は、身体の回復をサポートすると共に細菌感染を予防する為のモノになりますので、医師に言われた通りに服用しましょう。

中絶手術後は、つわりがピタリと治まりますので、これにより喪失感が高まる事もあります。
医師や、親しい人のサポートをしっかりと受けましょう。

術後の過ごし方は、病院側から詳しく説明をいただけますので、必ず指示にしたがって生活を送ってください。
共通点としては、術後は安静にし、心身共に回復を待つのがイイでしょう。

手術後の検診

中絶手術を終えた後は、忘れずに検診を受けに行きましょう。
出血・痛み・お金がないからといって、検診を受けに行かないような事はしないで下さい。万が一、子宮内に組織が残っていた場合、突然大量出血を引き起こす可能性もございます。

術後に気になる症状が出ましたら、自己判断をせずに必ず病院へ行きましょう。
また、今後も妊娠や出産を望まない場合は、医師に避妊についての相談や指導を受ける事できます。
必要に応じて低用量ピルやリング等を処方してもらる事も出来ます。

中絶手術後に迎える月経について

中絶手術後に初めて迎える月経は、4~6週後に起こる人が多いようです。
また、術後初の月経は、手術を受ける前と違う場合が多いようですので、予定の日と違うからと慌てずに待った方がイイです。
心配しなくてイイのは、手術前の月経と比べて極端な変化で無い場合です。

違和感を感じた場合は、至急、病院でしっかりとした検査をしてもらいましょう。

中絶手術後のセックス

術後の検診で何も問題が無ければ、だいたい術後2週間程度でセックスが解禁になります。

注意しておきたいのは、出血が見られる場合は、細菌感染を引き起こす可能性が有る為、医師の許可が出てもセックスは控えましょう。

また、術後の回復具合は個人差が有る為、医師の診断をしっかりと聞き、自己判断はしないようにしましょう。

中絶手術後の運動

中絶手術後は、だいたい2週間程度で日常生活へ戻る事が出来ます。
この際、医師の許可が出た場合は、運動OKになりますので、術前と同じようにして問題はありません。
ただ、何かしら異常を感じた場合は、ただちに病院で受診を受けましょう。

気にしなくてはいけない症状として、

  • 大量の出血
  • 大量の鮮血
  • 発熱

などの症状が出ましたら、早めに病院で診てもらいましょう。

中絶手術後に母乳が出る時

女性の身体は、胎盤が外へ排出される事で母乳が出るようになります。中絶手術後も、同様な事が起こる事で母乳が出ます。
ただし中絶手術を受けるタイミングによっては、術後、母乳が出ない事も有ります。

母乳は乳房や乳首への刺激によって出ますので、なるべく触らないようにしましょう。
母乳の出る量は人によって違いますので、どうしても量が多くて大変という方は、アイスノン等で冷やすのがイイでしょう。

中絶手術後の出血と痛みの原因

中絶手術では、子宮内に存在する、全てのモノを取り除く訳ではございません。 出血と痛みの原因は、この中絶手術で取り除かなかったモノになります。 胎盤や内膜は手術では取らず残ったままで、術後の子宮収縮により排出されます。この際に出血、及び痛みが伴うのです。 中絶手術後は多めの出血が見られる事も有りますが、数日で出血量も少なくなってきます。 場合によっては、生理終盤のような出血が2週間ほど続く事もあります。出血が長く続いたとしても、少量であれば心配する事もございません。 個人差がありますが、微量の出血が長く続きそのまま次の生理を迎える人もいます。 ほかにも、運動によって出血量が増える事も有ります。これは、運動の刺激によって子宮の内容物が排出されたモノと考えられます。 出血量が通常の生理程度で痛みが出なければ心配は要りません。 出血や痛みが出る事で問題になってきますのは、本来排出されるハズの組織が子宮内にいつまでも残り続ける場合です。状態によって対処法が変わってきます。 中でも「絨毛」という組織の取り残しがあった場合は、突然、大出血を起こす可能性がある為注意が必要です。この場合は、再手術あるいは処置を施す事で止血をします。 中絶手術後は、多かれ少なかれ出血が見られるケースが多い為、多めにナプキンを容易しておくと安心です。 出血がいつまでも止まらないと「子宮内に傷が出来ているのでは。」と考えてしまう人もいます。実際に子宮内に傷が出来ている場合、出血量はとても多く、また痛みも相当出ますので、スグに異変に気づくと思います。 長期に渡る出血・突然の鮮血・激痛など気になる症状が出ましたら、迷わず病院で診察を受ける事をおススメいたします。

中絶の再手術と費用

なぜ、中絶の再手術が必要になる時が有るのでしょうか? 中絶手術は開腹手術と違い、膣内を専用の器具を使用し手探りによる手術となる為、子宮の位置や状態によって、子宮内に取り残しが発生する場合があります。 そうなってしまった場合、細菌感染を起こしやすい状態になってしまいます。 このようになってしまった場合、最悪、中絶の再手術をしなくてはなりません。 この状態をほっておくと、突然の大出血を起こす可能性もあり得ます。 もし、突然の大出血が起こった場合でも、冷静になって早めに病院に受診しましょう。 妊娠週数が早過ぎてしまうと取り残してしまう可能性が多くなり、再手術になる事も多くなります。 中絶手術はとても難しい手術になりやすいので、無事に手術を終えた後も、慎重に経過を見守る事が大切になってきます。 中絶の再手術にかかる費用は、保険が適用になる病院と、全額負担になる病院がございますので、実際に中絶手術を受ける前に調べておく事が大切になります。

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